武装神姫/mms カスタムパーツ レジンキャスト製ガレージキット
"フォルモント" 組立てwebマニュアル



パーツリスト&組立てマニュアル カラー原版
☆組立てには『mms 3rd small naked FRESH ver.2』が各1体必要になります☆
☆頭部の内部の組み立ては 「アッセンブルガイド」 を参考にして下さい☆

※3rd small 素体が入手できない場合は、武装神姫「蓮華」の本体部分が流用可能ですが、
胸パーツの形状が若干異なるため、当社からアダプターパーツをお取り寄せ下さい

詳しくはこちら


当キットはカラーレジン成形キットのため、
・パーツ表面の油分を洗浄
・湯口などの余分なバリ取り
・目などの細部を部分塗装
・両面テープと瞬間接着剤で組立て
にて、完成します

※ガレージキットの組立て方についての基本的な工作知識は
web上や書籍などで幅広く紹介されていますので、ここでは割愛します

当キットは初心者向けとなっておりますので、一般的なガレージキットより
比較的組み立てやすく、また完成後の強度も考慮し設計されています
ぜひチャレンジして、完成させて下さい


組み立てに関するご質問などありましたら、メールやBBSにてご相談ください
「キャンディメテオお客様窓口」宛
candymeteorshop☆yahoo.co.jp (☆→@)




*** パーツ洗浄 ***

ペインタブルシリコーン離型剤を少量使用した手流し成形のため、
離型剤落としはそれほど念入りでなくても大丈夫です

小皿に模型用ラッカーシンナーを少量取り、シンナーをつけたハブラシ(やわらかめ)で
すみずみまでブラッシングすれば、シリコーン油分はすっきり落ちます

※パーツの素材が溶剤を吸収し変形してしまうことがあるので、長時間の溶剤漬け置きはお避け下さい
特に薄い形状のパーツにご注意下さい




*** バリ取り ***

裏表からよくパーツの形状を見て、削りすぎないように注意しつつ
湯口やバリをカットして下さい



*** 気泡埋め ***

・カラーレジンキットの気泡の修正方法は「く式ヘルメットの補修方法」等を参考にして下さい


付属ランナーの先をニッパーでパチパチと尖らせて、紙ヤスリでなめらかにします


気泡部分に差し込み、瞬間接着剤でしっかり固めてから整形します

見えづらいところであれば、シアノンやアルテコなどで充填し硬化後に整形、
ピンポイントリタッチ塗装でもOKです



*** ドリル穴開け ***

MMS素体に足首をとりつけるための穴を足首パーツ(足袋)に、
背面パネルをとりつけるための穴を後ろスカートに開けます。

・足首(白パーツ): 2.5ミリ
・後ろスカート(黒パーツ): 3ミリ


後ろスカートには裏面にも穴位置のモールドがありますので、
表と裏の両方から半分ずつ掘り進めてください
(下記の「先にガイド穴をあける」方法を実践して下さい)


太い穴を開ける場合、ドリルをまわす手首の動きで刃先がぶれてしまい
予定のサイズより穴が広がってしまうことがよくあります
1ミリなどの細いドリルで先にガイド用の細い穴をあけておくと
狙った角度に希望サイズの穴をきれいに開けることができます


加工時に穴を拡げすぎてしまったり、遊んでいるうちにゆるくなってきましたら、
穴の内側に少量の瞬間接着剤を付け、つまようじなどで塗り拡げ、よく乾燥させます
(瞬間接着剤硬化促進スプレーを使用すると一瞬で固まるのでお勧めです)
もし、穴を狭くしすぎてしまったら、丸棒ヤスリなどで軽く削って調整します



***クリアーパーツの透明度アップについて***

エフェクトパーツ等のクリアーパーツは、キットのままですと
表面の細かいキズなどのためにやや透明度が低くなっています

メタルプライマー&ラッカー光沢クリアーを表裏とも吹き付けることで
パーツ表面のキズによる光の乱反射を抑え、透明度がアップします


* クリアーパーツ キラキラ感アップのテクニック *

しっかりパーツを洗浄して離型剤などの油分を落としてから、
クリアーパーツの裏側に「ミラーフィニッシュ」を貼ります
はみ出した部分はハサミでていねいにカットします
完成したクリアーパーツは両面テープなどで固定します



スペーサーのキラキラ加工には、帯にカットした「ミラーフィニッシュ」を
スペーサー周りにぐるっと巻いていきます
切り出すミラーシートの帯の幅はスペーサーの厚み幅より少しだけ広くします
軽くひっぱってスペーサーのエッジを包み込みながら巻いていきます




***塗装 ***

強度を持たせて塗装したい場合は「メタルプライマー」をご用意下さい
商品名検索「アサヒペン メタルプライマー」など
ホームセンター、カー用品店、ネットショップ通販などで入手できます

なお、モールドスミ入れなどの小面積の凹部であれば、下地無しでもOKです



主な塗装箇所は、銀(うで、スカート、電池パネル基部)、
各部スミ入れ(黒パーツにはグレー、白パーツにはライトグレー)、
太陽電池の表面(碁盤の目の部分)をメタリックブルーで塗るのも良いかと思います
また、黄部分はサーマルブランケットのイメージなので、金色で塗ってもよいでしょう



*** アイペイント ***

顔パーツ洗浄後、メタルプライマー→トップコートクリアー(ツヤ消し)で下地を作ります
その後はアクリルガッシュ、エナメル、パステル、どんな画材でも自由に使えます
描きこみが終わったら、トップコートクリアー(ツヤ消し)を薄くサッと吹きます
(たっぷり吹いてしまうと、溶剤分でペイントやお化粧が流れます)




※今回、瞳の紫パーツにハイライトのモールドを入れてありません
お好きな位置や大きさでハイライトを入れて下さい




*** 組立て ***





瞬間接着剤(液タイプ、ゼリータイプ)、両面テープ(強力タイプ)をご用意下さい
強力両面テープは、接着面の形状に合わせてカットして使用します
スキマがあって密着しづらい箇所には、テープを2つ折りにして厚みをつけ使用します


スカート留めパーツ上下でスカートパーツをはさみこみ、
留めパーツ上下のスキマに瞬間接着剤を少量流し込み、接着します
※スカート可動部分が接着されないように充分に注意して下さい


パンツをはかせます(両面テープ)


前スカートを腹部上方の横からくぐらせます


90度回して


下方に押し込みます(定位置で止まります)


帯パーツをとめます(両面テープ)
※帯とスカートパーツは接着しません


胸パーツをとめます(両面テープ)

<背面>

そのまま両面テープでとめてもいいのですが、
太陽電池パネルの重さで後ろスカートが取れやすくなっています
そのため、テープの代わりに瞬間接着剤の点付け、
もしくはテープと併用して軸追加工作をおすすめします

以下、軸追加の工作方法を説明します

まず、背部拡張ハンガー用の穴に、拡張パーツのランナー(3.3ミリ軸)を
4ミリ程度にカットしたものを埋め込みます


このランナーは、不要の際はピンバイスなどで砕いて取り出せます


そのランナーの中心に、1ミリの穴をあけます
*腹部まで貫通しないように充分注意して下さい


スカート側のポッチの中心にも1ミリ穴をあけ、
1ミリ真鍮線を差し込み、接着します
胴体との接地面には、なるべく隅々まで両面テープを貼ります


これでかなりガッチリ止まり、取り外しも可能です


<耳>

原型の時点で何度も直したのですがなぜかゆるくなってしまうので
先端に細くカットした両面テープの短冊を巻いて下さい


<腕>

そでアーマー内側、気泡逃がしバイパスのバリがあります
(シリコーン型のロットにより、無い場合もあります)

右の腕には「R」を、左のうでには「L」を使用します
※左右逆には取り付けられません

原型ではパーツ組立て後にスナップできるように設計されていたのですが
複製品はレジン収縮のためパーツ同士の隙間がきつくなったので
あらかじめ挟み込んで接着する仕様となりました

パーツ内側をヤスリで削れば比較的簡単に付け外し可能となりますが
パーツの肉厚が非常に薄くなっている部分もあるので、
デスクランプなどでパーツを透かして確認しながら削って下さい


<足首>


mms側の足首部ロックピン(小さいポッチ)は靴パーツ取り付けの障害になるので
削り取って下さい


*** 完成 ***





* 月面開発用MMS「フォルモント」 開発コード:かぐや *
マイクロハイビジョンカメラ、および各種地理観測機器を搭載
左右のソデアーマーは5種類の作業工具として使用可能である
背面にはミニハイゲインアンテナと太陽電池パドルが設置されている







*** おまけ ***


「フォルモント/かぐや」のデザインは


「竹取物語」のかぐや姫のビジュアルイメージに


月周回衛星「かぐや」 のディティールをあてはめたものとなっています