* フォルモント 「大納言」組み立てライブ レポート*





2012 8/11夕方〜8/12早朝にかけて、twitter上にて
弊社カラーレジンキットの製作実況を行った時のおまとめ記録です




くー 「 では始めましょう! 」

使用する工具や材料はだいたいこれくらいです
あまり見慣れないものは、奥の列の「メタルプライマー(レジン塗装下地塗料)」
アセトン(強力洗浄溶液)」「アルテコプライマー(瞬着硬化促進剤)」あたりでしょうか
※メタルプライマーは「ニトロセルロース入り」を選んで下さい

ハンズ等の材料専門店やネット通販などで揃えられます
ガレージキットの製作、キャストドールのメイクや改造などにもたいへん便利ですので
ぜひ揃えて下さい


以前パーツリスト写真を撮る際にパーツの整形を済ませてあったので、そこからスタートします


<パーツリスト写真>

不要なバリやゲートは、デザインナイフ・棒ヤスリ・紙ヤスリなどで処理します
広い範囲にヤスリをあててしまうと表面の質感が変わってしまうので、最小限の面積で行いましょう
ツヤが消えてしまった部分は、1000番以上で磨いてからティッシュ等で強くこすると、ツヤが戻ります



パーツを必要な工程ごとに仕分けします
穴開け加工や、接着してしまったほうが後の工程で楽な部分は、洗浄前に工作を済ませます


はみ出ちゃった瞬間接着剤は、アセトンを含ませた綿棒でコシコシすると落ちます
※ 塗装をしていないカラーレジンキットに限ります



スタンド無し自立用に、ネオジム磁石を埋め込んでみましょう
穴を開ける位置を決め、マジックとテンプレートを使い書き込みます


ドリルで穿孔します
まず、中央に径の小さい穴をあけてガイドにします


穴の直径や深さは、使用する磁石の形状に合わせます
今回は「5ミリ直径/2ミリ厚」の円盤形です


つまようじで穴の内側にゼリー瞬間接着剤を塗り、磁石を入れて接着します
はめ込んでから、すきまに「流し込みタイプ瞬着」を浸透させてもOKです


今日のワンポイント・靴底のネオジム磁石は、左右で磁極の向きを逆にしましょう
揃えてしまうと、反発してしまって勝手に足が開いちゃうことがあります



くー「 かぐやちゃん、わざと開かなくてもいいのよ?」



穴あけ加工
と仮り組みが出来ました
加工箇所は「かぐや」組み立てマニュアルに準じたものです

穴を広くあけすぎてしまった場合は、穴の内側に瞬間接着剤をつまようじで少量ぬりつけ、
硬化促進スプレーで固めます


このあと再び分解し、パーツの洗浄を行います


弊社キットの離型剤は「ペインタブルシリコーンスプレー」を少量使用していますので、
模型用ラッカーシンナーを含ませた歯ブラシでブラッシングしますと、簡単に落とせます


ほとんどのパーツはこのまま最終組み立てへ、一部パーツは部分塗装をします


ちょっと休憩

くろうさ「 おやつ たべる? 」



クリアーパーツと顔パーツの塗装処理をしましょう
メタルプライマー→光沢クリアーの順に吹き付けます


クリアーパーツは、表裏ともラッカー光沢クリアーでコートすると、ピカピカの透明になります


なお、顔パーツも一旦、光沢クリアーでコーティングします。理由は後ほど…


部分塗装のため、レジン地に直接マスキングします
直線はマスキングテープ、入りくんだところはマスキングゾルを使います



くろ「 ちょっと どきどき してきた 」
くー「 お仕事道具で遊んじゃいけません! 」




マスキングが完了しました
見えづらいですが、細部にマスキングゾルも使用しています


このあと、メタルプライマー→模型用ラッカー塗料で塗装します
ちなみに弊社の塗装主力ツールは、20年物のポンコツハンドピース一本です


放熱パネルの色
は設定では銀ですが、今回はアレンジして金にしてみました


マスキングをゆっくり丁寧に剥がします
くー「 きれいに塗れました! 」


ワンポイントおしゃれに、キラキラのミラーフィニッシュを使用します


センサーのクリアパーツの裏側にシートをはり、はみ出た余白をカットします
加工後のクリアーパーツは、強力両面テープを細かく切り出したもので固定します


スペーサーには、リボン状に切り出したシートを軽く引っ張りながら巻いていきます


強力両面テープ・瞬間接着剤を使用して、頭部以外を組み上げました


休憩 2回目

社長「しゃわいまー」
くー「なんでノンビリお風呂入ってるんですか!」



いよいよ最後の工程、アイペイントです
最近はアクリル絵の具が主流のようですが、習慣でエナメル塗料を使用します

肌に近くまで薄めたブラウンで、目やまゆ、口のラインを描き込みます
小皿に「フラットホワイト」「レッドブラウン」を少量ずつ取り、まぜて調色します
エナメル塗料は乾くと色が濃くなるので、白を強めに調合しましょう


お顔をツヤツヤにしておいたのは、ラインの修正などがしやすくするためです
太くなったりはみ出た部分などを消す際に、きれいに拭き取れます
(つや消し地の場合、失敗して拭き取ってもにじみが残る場合があります)

微妙なライン修正(削り)などには、紙軸綿棒の軸をニッパー等でカットして尖らせた物や
わりばしを尖らせたものなどを使用します



黒目パーツを顔の後ろから接着し、ハイライト(白の点)
も描き込みます


アイペ後のつや消しクリアートップコートは、まず薄く軽く吹き、
ドライヤーを軽く当ててすぐに溶剤分を乾燥させます
同じように2〜3回繰り返します

たっぷり吹いてしまうと、スプレーの溶剤分でアイペが消えてしまうことがあります



頭部パーツを組み上げて、完成!


「ふぉるもんと三式 大納言 あずき 起動しますにゃ!」



フォルモント「大納言」完成写真ページはこちら




「フォルモント」のリスペクト元・こひるさんとご対面!
この大納言は、記録写真撮影後にDOGMASK先生の元へお嫁入りします


「ご観覧、ありがとうございました!」


みなさんも、お手元のうさうさキットをぜひ完成させて下さいね

/ Candy Meteor 広報部